今回のお酒は栃木県のお酒、(株)せんきんの「モダン仙禽 無垢」です。
いやー仙禽はむちゃくちゃ思い入れありますね。なにしろ私がこんなに日本酒大好きになる始まりは、この仙禽との出会いだと言っても過言ではありません。
仙禽に出会う前は「日本酒ってお酒くさい。お父さんが飲むヤツ。」と思っていましたからね。そんな私の偏見を覆したのがこの仙禽さんですよ。日本酒ってこんなに飲みやすくておいしい事を教えてくれた素晴らしい酒蔵さんです。
そして十一代目にあたる現在の蔵元さん、この方がまたカッコイイんですよ。シュッとしてておしゃれで素敵ってのもあるのですが、日本酒にかけるパッションもカッコイイ!この点にも是非注目して頂きたいですね!
モダン仙禽 無垢ってどんなお酒?
仙禽のモダンシリーズの中でもスタンダードなお酒。
仙禽には同じ酒米、同じ精米歩合、ほぼスペックが一緒の「モダン」と「クラシック」のシリーズがありまして、この2つの大きな違いは製造方法。
古くから伝わる「生酛造り」で作られた「クラシック」
現在の日本酒造りの基本「速醸酛造り」で作られた「モダン」
モダンの方が華やかで香り高いと言われています。
っとここまで書きましたが、なんと仙禽さん!
2024年度醸造から20年ぶりにリブランド、「江戸返り」というコンセプトで新しいお酒造る事を発表しました。新しい仙禽のお酒については、またそのうち書かせていただくとして。
っという事はですよ、このお酒が飲めるのはもうあとわずかなんですよ!!このモダン仙禽は、終売になるそうです。
うわー!めっちゃ寂しいー!!
新しい仙禽は、絶対絶対おいしい事はわかっています。でも、やっぱり慣れ親しんだこのボトルがもう見れないのかと思うととっても寂しいですね。
このボトルは私と仙禽の思い出として、大事に保存しようと思います。
皆様も購入したら是非とっておいてくださいね!
そのお味は?
美しい透明感ですね。ひとくち目には、シュパっとした微発砲を感じます。
水のようにスーっと入ってきて、やさしい甘味と果実味ある苦味。なんだろうな、例えるならグレープフルーツ?後味はとてもスッキリしていて爽やか、そして飽きがこない。ずーーっと飲んでいられるお酒ですね。
ホント全てにおいてバランスがイイ。やっぱり仙禽はおいしいのです。
あ~、これがもう飲めないのか~。
本当にもったいない~。
これはおいしいお刺身と共に、ありがたく頂きたいと思います。ありがとう!モダン仙禽無垢!
本日のお酒のスペック
無濾過原酒・火入れ
製造者:株式会社せんきん
場所:栃木県さくら市
原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
原料米:ドメーヌさくら・山田錦100%(栃木県さくら市産)
精米歩合:麹米 50%(山田錦) 掛米60%(山田錦)
アルコール度数:14度(原酒)